カーティスクリークの庭づたい、カラマツ林の小道をたどれば1，2分で静かに清水をたたえた秘密の沼に出会える。湖面に磐梯山を映しこみ,その美しさはたとえようもない。この神秘的な秘密の沼にも残念ながら無粋な名前がついている。その名は甲府沼。村の古老のお話では，当時は鉱夫沼と呼ばれていたそうである。水路がない谷地に人夫として雇われた鉱夫たちが長瀬川までの水路を開き、現在の沼が形作られたそうだ。現在もその水路跡は残っているがその後、村の防火用水のために作られた小川の完成（現在、カーティスクリークの庭を流れる小川）によって今はまったく水の流れはない。この秘密の沼にも近年，何者かによって放たれたブラックバスが繁殖し、現在は隠れたバッシングの名所になっている。